[FlexReport for WinForms] 印刷終了時のイベントを取得する方法 – MESCIUS ナレッジベース

作成日: 2016/05/06 最終更新日: 2016/05/06

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C1Reportでは、System.Drawing.Printing.PrintDocumentのEndPrintイベントを使用し、印刷終了時のイベントを取得することができましたが、C1FlexReportでは、System.Drawing.Printing.PrintDocumentが使用できないため、EndPrintイベントも使用することができません。

C1FlexReportにて印刷終了時のイベントを取得するには、C1FlexReportのLongOperationイベントを使用します。

LongOperationイベントは、時間がかかる処理を実行した場合に定期的に発生し、その進捗状況を確認することができます。レポートの生成（Render）、印刷（Print）などを実行した際に発生します。

処理が完了すると、CanCancel引数がfalse、Complete引数が1となるため、この値となることで処理が完了したと判断することができます。

LongOperationイベントが印刷処理で発生したかどうかを判定するには、下記サンプルコードのようにC1FlexReportのPrintメソッド呼び出し前にフラグを設定します。

◎サンプルコード（Visual Basic）

Private isPrinting As Boolean = False

Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs)
　　C1FlexReport1.Load("Sample.flxr", "新規レポート")
　　C1FlexReport1.Render()

　　isPrinting = True
　　C1FlexReport1.Print()
End Sub

Private Sub C1FlexReport1_LongOperation(sender As Object, e As LongOperationEventArgs)
　　If isPrinting Then
　　　　If Not e.CanCancel And e.Complete = 1 Then
　　　　　　' 印刷終了時の処理

　　　　　　isPrinting = False
　　　　End If
　　End If
End Sub

◎サンプルコード（C#）

private bool isPrinting = false;

private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
　　c1FlexReport1.Load("Sample.flxr", "新規レポート");
　　c1FlexReport1.Render();

　　isPrinting = true;
　　c1FlexReport1.Print();
}

private void c1FlexReport1_LongOperation(object sender, LongOperationEventArgs e)
{
　　if (isPrinting)
　　{
　　　　if (!e.CanCancel && e.Complete == 1)
　　　　{
　　　　　　// 印刷終了時の処理

　　　　　　isPrinting = false;
　　　　}
　　}
}

旧文書番号

81642