作成日: 2020/05/19 最終更新日: 2020/06/10
文書種別
不具合
状況
修正済み
詳細
SecureEncryptメソッドの第2引数(encryptingAlgorithm)に以下のいずれかを指定した場合、暗号化されたメールをThunderbirdで復号化できません。
・Aes128
・Aes192
・Aes256
本現象は仕様・制限となります。
・Aes128
・Aes192
・Aes256
本現象は仕様・制限となります。
回避方法
本制限についてはService Pack 11(v4.3.5.21)で Dart.Mail.MailMessageクラスに新たに以下のオーバーロードメソッドを追加して対応しました。
メッセージの暗号化アルゴリズムに「Aes」を使用し、Mozilla Thunderbirdで受信する場合は、以下のようにSecureEncryptメソッドの第3引数に SubjectIdentifierType.SubjectKeyIdentifierを指定します。
◎サンプルコード(VB)
◎サンプルコード(C#)
なお本メソッドを利用する場合は、使用する証明書にサブジェクトキー識別子が設定されている必要があります。
最新のサービスパックは、アップデートページ からダウンロードできます。
- SecureEncrypt(X509Certificate2Collection, EncryptingAlgorithm, SubjectIdentifierType, Boolean) メソッド
メッセージの暗号化アルゴリズムに「Aes」を使用し、Mozilla Thunderbirdで受信する場合は、以下のようにSecureEncryptメソッドの第3引数に SubjectIdentifierType.SubjectKeyIdentifierを指定します。
◎サンプルコード(VB)
Imports System.Security.Cryptography.X509Certificates
Imports System.Security.Cryptography.Pkcs
message.SecureEncrypt(encryptingCertificates, EncryptingAlgorithm.Aes256, SubjectIdentifierType.SubjectKeyIdentifier, False)
Imports System.Security.Cryptography.Pkcs
message.SecureEncrypt(encryptingCertificates, EncryptingAlgorithm.Aes256, SubjectIdentifierType.SubjectKeyIdentifier, False)
◎サンプルコード(C#)
using System.Security.Cryptography.X509Certificates;
using System.Security.Cryptography.Pkcs;
message.SecureEncrypt(encryptingCertificates, EncryptingAlgorithm.Aes256, SubjectIdentifierType.SubjectKeyIdentifier, false);
using System.Security.Cryptography.Pkcs;
message.SecureEncrypt(encryptingCertificates, EncryptingAlgorithm.Aes256, SubjectIdentifierType.SubjectKeyIdentifier, false);
なお本メソッドを利用する場合は、使用する証明書にサブジェクトキー識別子が設定されている必要があります。
最新のサービスパックは、アップデートページ からダウンロードできます。
旧文書番号
85597