ワークブック（ワークシート）をPDF形式で保存する際に、GcExcelで使用するフォントは、次の順序で決定されます。

1. FontsFolderPathプロパティで指定されたフォルダ内にあるフォント
2. 以下のフォルダ内にあるフォント（当該実行環境にインストールされているフォントに相当）
　(ア)Windows
　　・C:\Windows\Fonts
　　・C:\Users\<USER>\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fonts
　(イ) Linux／macOS
　　・~/.fonts
　　・~/.local/share/fonts
　　・/usr/local/share/fonts
　　・/usr/share/fonts
　　・~Library/Fonts
　　・/Library/Fonts
　　・/Network/Library/Fonts
　　・/System/Library/Fonts
　　・/System Folder/Fonts

セル等に対して設定されているフォントを上記の順序で検索しますが、もし該当するフォントが見つからない場合、別のフォントが自動的に適用されます（フォントフォールバック）。
フォールバック時にどのフォントが適用されるかは、DioDocs独自の仕様で決定され、元々のフォントの種類や実行環境のOSによって異なります。また、使用するフォントがみつからない場合、「使用可能なフォントがありません」という例外がスローされます。

ExcelをPDF形式で保存する場合は、Excel上でフォントを適切に設定し、設定したフォントをすべて実行環境上にあらかじめ配置してください。