作成日: 2012/10/18 最終更新日: 2013/07/16
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Windows 7以前のOSではIMEモードがスレッド単位で保持されていましたが、Windows 8やWindows Server 2012ではユーザー単位で保持されるように仕様が変更されました。この仕様変更により、ImeModeプロパティによるIMEモードの切り替えが動作しない場合があります。この問題への対処方法について説明します。
OSの設定変更による対応
Windows 8やWindows Server 2012環境において、Windows 7以前のOSと同じようにIMEモードをスレッド単位で保持するには、以下の手順で「アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する」の設定を変更します。
製品側での対応
以下の製品では、InputScopeプロパティを使用することで、OS側の「アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する」の設定にかかわらず、IMEモードを切り替えることが可能です。
InputScopeプロパティの使用方法や制限事項については、各製品の製品ヘルプや、リリースノートの「制限事項と注意点」をご覧ください。
OSの設定変更による対応
Windows 8やWindows Server 2012環境において、Windows 7以前のOSと同じようにIMEモードをスレッド単位で保持するには、以下の手順で「アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する」の設定を変更します。
- コントロールパネルを開き、「時計、言語、および地域」-「言語」から、左側メニューの「詳細設定」をクリックします。
- 「入力方式の切り替え」グループの「アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する」をオンにします。
- 「保存」ボタンをクリックして設定を有効にします。
製品側での対応
以下の製品では、InputScopeプロパティを使用することで、OS側の「アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する」の設定にかかわらず、IMEモードを切り替えることが可能です。
- InputMan for Windows Forms 7.0J(SP1以降)
GcImeコンポーネントのInputScopeプロパティにより、InputManの各コントロールや、標準のTextBoxコントロールなどのIMEモードを設定できます。 - MultiRow for Windows Forms 7.0J(SP1以降)
CellStyleのInputScopeプロパティにより、各セルのIMEモードを設定できます。 - SPREAD for Windows Forms 7.0J(SP1以降)
InputScopeプロパティにより、コントロール自体、行/列、セルなどの単位で、IMEモードを設定できます。
InputScopeプロパティの使用方法や制限事項については、各製品の製品ヘルプや、リリースノートの「制限事項と注意点」をご覧ください。
関連情報
旧文書番号
34266