作成日: 2022/04/20 最終更新日: 2022/04/20
文書種別
使用方法
詳細
セクションレポートのTextエクスポート(TextExport)および、ページレポート／RDLレポートのCSV描画拡張機能(CsvRenderingExtension)は、QuotationModeプロパティにAutoQuoteを設定している場合、データに応じて自動的に囲み記号（引用符）を付加する仕様になっています。
※AlwaysQuoteを設定している場合は、すべてのデータに囲み記号が付加されます。
たとえば、以下のように区切り文字（カンマ記号）を含む文字列には囲み記号が付加されます。
| 元のデータ | A1 | A,2 | A3 |
| CSV出力 | A1,"A,2",A3 | ||
また、文字列に引用符が含まれる場合は、囲み記号と区別するために、元の引用符をエスケープした上で囲み記号が付加されます。
| 元のデータ | A1 | "A2" | A3 |
| CSV出力 | A1,"\"A2\"",A3 | ||
Textエクスポートでは、QuotationSymbolプロパティにnull文字を設定することで本動作を無効にできます。
◆サンプルコード (C#)
var t = new GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Section.TextExport(); t.QuotationSymbol = '\0';
◆サンプルコード (VB.NET)
Dim t As New GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Section.TextExport() t.QuotationSymbol = vbNullChar
CSV描画拡張機能では、本動作を無効にできません。
QuotationSymbolプロパティにnull文字を設定すると、CSVファイルにnull文字が出力されます。