作成日: 2022/04/20 最終更新日: 2022/04/20
文書種別
使用方法
詳細
※RDLレポートでは実現できません。
セクションレポートの場合
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DetailセクションのRepeatToFillプロパティを使用する方法
DetailセクションのRepeatToFillプロパティをTrueに設定することで、詳細セクションに出力するデータが少なく、1ページに満たない場合に、ページの一番下まで空行を繰り返し出力します。
ただし、RepeatToFillプロパティによる動作はレポートのレイアウトに依存するため、レポートのレイアウトによっては、想定通りに動作しない場合があります。詳細は以下をご参照ください。
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DataSetに空行を含める方法
データソースから取得したデータを加工し、空行を含んだDataSetを作成して、レポートのDataSourceプロパティにセットすれば、バウンドレポートで任意の箇所に空行を出力することが可能です。
DataSetをデータソースとしてレポートを作成する方法については、以下をご参照ください。
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FetchDataイベントを利用する方法
バウンドレポートにおいて、データソースのレコードがEOFに達した場合、FetchDataイベント内で引数eArgs.EOFがTrueになり、レポートの生成処理が終了します。
このとき、コード上で引数eArgs.EOFをFalseに変更することで、レコードがEOFに達した状態でも、任意の数だけDetailセクションを出力することが可能となります。
FetchDataイベントの使用方法については、以下をご参照ください。
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アンバウンドレポートによる方法
アンバウンドレポートでは、レコードの移動やデータのセットなどの処理をコード上で任意に行うことが可能です。
たとえば、FetchDataイベント内で、グループ化のキーとなるデータが変化したら、レコードの移動は行わずに、任意の回数(行数)分だけFieldsコレクションに空のデータをセットするような方法で、空行を出力することが可能です。
具体的な実装方法については、以下をご参照ください。
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Overlayメソッドで枠線のみの別のレポートを重ね合わせる方法
Pagesコレクションの Overlayメソッドを使用することで、レポート上の任意のページに、別のレポートのページを重ね合わせて合成することが可能です。
たとえば、1ページ分の枠線のみを設定したレポートを別途用意し、本体のレポート(データを出力したレポート)と同数のページだけ作成して、その上にOverlayメソッドで重ね合わせれば、常に同じレイアウトのレポートを生成できます。
この方法は、各セクションの高さが固定(CanGrow/CanShrinkプロパティがいずれもFalse)で、全てのページについてレポートレイアウト(枠線の描画位置)が全く同一である場合に有効な方法です。
Overlayメソッドの使用方法については、以下をご参照ください。
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LayoutActionプロパティを使用する方法
レポートのLayoutActionプロパティをコード上で切り替えることで、レコードを移動させずにセクションのみを出力することが可能です。こちらのプロパティを使用すれば、(バウンドレポート上で)任意の位置に空行を出力することが可能です。
LayoutActionプロパティの使用方法については、以下をご参照ください。
ページレポートの場合
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Tableを使用する方法
Tableデータ領域では、RepeatBlankRowsプロパティで空行の出力方法を指定できます。
詳細は以下をご参照ください。 -
Tablixを使用する方法
Tablixデータ領域では、RepeatToFillプロパティで空行の出力有無を指定できます。
上記以外のデータ領域は空行の出力に対応していません。