作成日: 2022/12/28 最終更新日: 2022/12/28
文書種別
使用方法
詳細
レポートデザイナには、データを視覚化して表すためのFlexChartフィールドが用意されており、レポートにグラフを表示することができます。
FlexChartフィールドは、製品収録のFlexChart for WinFormsから多くのプロパティを継承していますが、レポートの作成に使用するものであるため、いくつかのプロパティとその特性が FlexChartとは異なります。詳細は、FlexReport製品ヘルプの「FlexChart フィールド」の項を参照してください。
以下に、FlexChartフィールドを用いて、商品の売上げ一覧を表およびグラフとして表示するための手順を紹介します。
※本サンプルではMS Accessデータベースをデータソースとして利用するため、32ビット用デザイナ(FlexReportDesigner32.4.5.2.exe)を使用してください。
※使用するレポート定義ファイルとデータベースを本ナレッジの最後に添付しますので、ご参照ください。
なお、この定義ファイルではデータソースのパスを以下のように指定していますので、使用する環境に合わせて修正してからプレビューしてください。
■作成手順■
1. 新規レポートの作成とデータベースへの接続設定
レポートデザイナで「新規レポート」を選択し、レポートウィザードで、接続するデータソースを指定します。
・データプロバイダを「OLE DBプロバイダー」にし、「接続文字列」で「Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider」を選択
・「データベース名」として「SalesReport.mdb」を選択、「データソース」タブで「SalesByYear」テーブルを選択
2. データを表形式で表示するためのレイアウトデザイン
・上部リボンの挿入タブで「データフィールド」をクリックし、Detailセクションに下記フィールドにバインドしたTextFieldを追加します。
- 月数
- 昨年度
- 本年度
・データバインドしていないTextFieldをDetailセクションに追加し、Textプロパティに以下を設定します。
※昨年度比を計算し、小数点以下2桁に書式設定するための設定です。
3. データをグラフ表示するためのレイアウトデザイン
・上部リボンの挿入タブで「データフィールド」をクリックし、FooterセクションにFlexChartフィールドを2つ追加します。
3-1)1番目のFlexChartフィールドの設定
・Seriesプロパティ横の…をクリックしてSeriesコレクションエディタを開き、系列を1つ追加します。
・最初(デフォルト)の系列に以下を設定します。
- DataSourceName:Main
- Label:昨年度(※"=昨年度"ではないことに注意)
- XExpression:月数(※右側のプルダウンから選択)
- YExpression:昨年度(同上)
・追加した系列に、同様に以下を設定してOKをクリックしてエディタを閉じます。
- DataSourceName:Main
- Label:本年度
- XExpression:月数
- YExpression:本年度
・FlexChartフィールドのLegendプロパティを展開し、Titleに"売り上げ"と入力します。
3-2)2番目のFlexChartフィールドの設定
・Seriesプロパティ横の…をクリックしてSeriesコレクションエディタを開きます。
・デフォルトの系列に以下を設定します。
- ChartType:Line
- DataSourceName:Main
- Label:昨年度
- XExpression:月数
- YExpression:本年度 / 昨年度(※右側のプルダウンから「式エディタ」を選択して入力)
4. レポートのプレビューとファイルへのエクスポート
ツールバーの [プレビュー] をクリックして、レポートを表示します。
さらに、エクスポートグループの「PDF」をクリックし、グラフを含むレポートとしてPDFに出力できます。
FlexChartフィールドは、製品収録のFlexChart for WinFormsから多くのプロパティを継承していますが、レポートの作成に使用するものであるため、いくつかのプロパティとその特性が FlexChartとは異なります。詳細は、FlexReport製品ヘルプの「FlexChart フィールド」の項を参照してください。
以下に、FlexChartフィールドを用いて、商品の売上げ一覧を表およびグラフとして表示するための手順を紹介します。
※本サンプルではMS Accessデータベースをデータソースとして利用するため、32ビット用デザイナ(FlexReportDesigner32.4.5.2.exe)を使用してください。
※使用するレポート定義ファイルとデータベースを本ナレッジの最後に添付しますので、ご参照ください。
なお、この定義ファイルではデータソースのパスを以下のように指定していますので、使用する環境に合わせて修正してからプレビューしてください。
Data Source=C:\Users\<アカウント名>\Documents\ComponentOne Samples\Common\SalesReport.mdb
■作成手順■
1. 新規レポートの作成とデータベースへの接続設定
レポートデザイナで「新規レポート」を選択し、レポートウィザードで、接続するデータソースを指定します。
・データプロバイダを「OLE DBプロバイダー」にし、「接続文字列」で「Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider」を選択
・「データベース名」として「SalesReport.mdb」を選択、「データソース」タブで「SalesByYear」テーブルを選択
2. データを表形式で表示するためのレイアウトデザイン
・上部リボンの挿入タブで「データフィールド」をクリックし、Detailセクションに下記フィールドにバインドしたTextFieldを追加します。
- 月数
- 昨年度
- 本年度
・データバインドしていないTextFieldをDetailセクションに追加し、Textプロパティに以下を設定します。
※昨年度比を計算し、小数点以下2桁に書式設定するための設定です。
FormatNumber((本年度 / 昨年度), 2)
3. データをグラフ表示するためのレイアウトデザイン
・上部リボンの挿入タブで「データフィールド」をクリックし、FooterセクションにFlexChartフィールドを2つ追加します。
3-1)1番目のFlexChartフィールドの設定
・Seriesプロパティ横の…をクリックしてSeriesコレクションエディタを開き、系列を1つ追加します。
・最初(デフォルト)の系列に以下を設定します。
- DataSourceName:Main
- Label:昨年度(※"=昨年度"ではないことに注意)
- XExpression:月数(※右側のプルダウンから選択)
- YExpression:昨年度(同上)
・追加した系列に、同様に以下を設定してOKをクリックしてエディタを閉じます。
- DataSourceName:Main
- Label:本年度
- XExpression:月数
- YExpression:本年度
・FlexChartフィールドのLegendプロパティを展開し、Titleに"売り上げ"と入力します。
3-2)2番目のFlexChartフィールドの設定
・Seriesプロパティ横の…をクリックしてSeriesコレクションエディタを開きます。
・デフォルトの系列に以下を設定します。
- ChartType:Line
- DataSourceName:Main
- Label:昨年度
- XExpression:月数
- YExpression:本年度 / 昨年度(※右側のプルダウンから「式エディタ」を選択して入力)
4. レポートのプレビューとファイルへのエクスポート
ツールバーの [プレビュー] をクリックして、レポートを表示します。
さらに、エクスポートグループの「PDF」をクリックし、グラフを含むレポートとしてPDFに出力できます。