作成日: 2023/01/06 最終更新日: 2023/01/06
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弊社の.NET製品の一部では、ランタイムファイル等の配布にNuGetを利用しています。
以下の対応表をご確認ください。(記載のない製品ではNuGetを利用していません)
製品名 | 主なパッケージ | GACへのインストール有無 |
---|---|---|
ActiveReports for .NET (14.0J以降) |
GrapeCity.ActiveReports.ja | × |
ComponentOne(※) | C1.Win.ja C1.AspNetCore.Mvc.ja C1.Blazor.Core.Ja |
△ |
DioDocs for Excel | GrapeCity.DioDocs.Excel.ja | × |
DioDocs for PDF | GrapeCity.DioDocs.Pdf.ja | × |
InputManPlus for Windows Forms (10.0J以降) |
GrapeCity.Win.Editors GrapeCity.Win.PlusPak GrapeCity.Win.JPAddress |
○ |
InputManPlus for WPF (2.0J以降) |
GrapeCity.WPF.InputMan GrapeCity.Windows.JPAddress |
○ |
SPREAD for Windows Forms (15.0J以降) |
GrapeCity.Spread.WinForms.ja | ○ |
SPREAD for WPF (4.0J以降) |
Grapecity.Wpf.SpreadGrid.ja GrapeCity.Wpf.SpreadSheet.ja |
○ |
※ComponentOneはプラットフォームやコンポーネントによってNuGetの利用有無が異なります。
詳細は各コンポーネントの製品ヘルプをご確認ください。
GAC(グローバルアセンブリキャッシュ)にアセンブリをインストールしている製品では、旧来のバージョンと同様にGACのアセンブリを参照することで.NET Frameworkのアプリケーションを開発できます。
その場合、NuGetパッケージをインストールする必要はありません。
.NET Coreおよび.NET(5以降)のアプリケーションを開発する際は、いずれの製品でも、NuGetパッケージをインストールする必要があります。
.NET Frameworkで使用する場合の注意点
.NET FrameworkのプロジェクトにNuGetパッケージをインストールすると、ソリューションのディレクトリにpackagesフォルダが作成され、パッケージが保管されます。
そのため、複数のソリューションで同一のNuGetパッケージをインストールすると、同一のファイルがそれぞれのpackagesフォルダに保管され、ディスク容量を占有します。
この動作を回避する方法として、NuGetパッケージの管理形式をPackageReferenceに変更する方法が有効です。
以下の手順で既定のパッケージ管理形式を変更できます。
- Visual Studio の「ツール」メニューにある「オプション」を選択する
- 「NuGet パッケージマネージャー」の「全般」を選択する
- 既定のパッケージ管理形式を PackageReference に変更する
PackageReference形式の場合、NuGetパッケージは開発環境の
[ユーザーフォルダ]¥.nuget¥packages¥
に保管されます。
また、既にプロジェクトにpackages.configファイルが存在する場合は、以下の手順でPackageReference形式に移行できます。
- ソリューションエクスプローラーのpackages.configファイル上で右クリックする
- コンテキストメニューの「packages.config を PackageReference に移行する」を選択する
ただし、PackageReference形式には以下の制限があります。
- Visual Studio 2017以降でのみ使用できます。
- ASP.NETのプロジェクトでは使用できません。
PackageReference形式の詳細な仕様については、Microsoft社から公開されている技術情報をご参照ください。
NuGet の概要
packages.config から PackageReference への移行
関連情報
- ActiveReports for .NET 16.0J
- ComponentOne for WinForms
- ComponentOne for WPF
- DioDocs for PDF
- InputMan for Windows Forms 11.0J
- InputMan for WPF 3.0J
- PlusPak for Windows Forms 11.0J
- SPREAD for Windows Forms 15.0J