作成日: 2023/01/19 最終更新日: 2023/01/19
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ASP.NET Webアプリケーションではなく、ASP.NET WebサイトでActiveReportsを使用する場合、以下の点にご留意ください。
NuGetパッケージをインストールしたときの動作
ASP.NET WebサイトのプロジェクトにNuGetパッケージをインストールすると、Binフォルダにdllファイルとdll.refreshファイルが配置されます。
dll.refreshファイルを削除すると、NuGetパッケージの復元やプロジェクトのリビルドを実行しても、dllファイルを復元できなくなります。
その場合、NuGetパッケージを再インストールするか、dllファイルを手動でコピーする必要があります。
ツールボックスにWebViewerが表示されない
ASP.NET Webアプリケーションのプロジェクトでは、GrapeCity.ActiveReports.Web.jaパッケージをインストールしたときに、Visual StudioのツールボックスにWebViewerコントロールが自動で追加されます。
しかしながら、ASP.NET Webサイトのプロジェクトにパッケージをインストールしたときは、ツールボックスにコントロールが追加されません。これはNuGetの制限です。
以下の手順でツールボックスにWebViewerを追加してください。
- ツールボックス上で右クリックし、「アイテムの選択」を選択する
- 「.NET Frameworkコンポーネント」タブ内の「参照」ボタンをクリックする
- Binフォルダ内のGrapeCity.ActiveReports.Web.dllを選択する
Global.asaxの記述
WebViewerコントロールをツールボックスから配置すると、グローバルアプリケーションクラス(Global.asax)がプロジェクトに追加されます。このクラスにWebViewerを使用するために必要な処理が自動で記述される仕様になっています。
しかしながら、ASP.NET Webサイトにはプロジェクトファイルが存在しないため、開発言語を特定することができません。Global.asaxは必ずC#形式で追加されます。
そのため、他のファイルがVB.NETで構成されている場合、ビルドエラーが発生します。
VB.NETでWebViewerを使用する場合は、以下のファイルを手動で変更してください。
◆Global.asaxファイルの記述例
<%@ Application Codebehind="Global.asax.vb" Inherits="Global_asax" Language="VB" %>
◆Global.asax.vbファイルの記述例(App_Codeフォルダに配置)
Imports GrapeCity.ActiveReports.Web Public Class Global_asax Inherits HttpApplication Sub Application_Start(sender As Object, e As EventArgs) Me.UseReporting(Sub(settings) settings.UseCompression = True End Sub) End Sub End Class
Visual Studio 2022でランタイムライセンスを作成できない
ASP.NET WebサイトでActiveReportsを使用するためにはランタイムライセンス(App_Licenses.dll)を作成する必要がありますが、Visual Studio 2022ではランタイムライセンスを作成できません。
本現象の回避方法は以下のナレッジをご参照ください。
Visual Studio 2022で「ランタイム ライセンスの作成」を実行すると「ライセンス ファイルをバイナリ リソースに変換できませんでした」エラーが発生する