作成日: 2022/12/06 最終更新日: 2022/12/06
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会計期間内における予算と実績値を比較するレポートを、実際のコードを 1 行も書かずに、FlexReportのレポートデザイナだけを使用して、3 つの簡単なステップで作成する方法を紹介します。
※本サンプルではMS Accessデータベースをデータソースとして利用するため、32ビット用デザイナ(FlexReportDesigner32.4.5.2.exe)を使用してください。
※使用するレポート定義ファイルとデータベースを本ナレッジの最後に添付しますので、ご参照ください。
◎FlexReport_BudgetReport.zip
■作成手順■
1. データベースへの接続設定
レポートデザイナで新規レポート > レポートウィザードを選択し、「レポート新規作成ウィザード」で接続するデータソースを下記手順に沿って指定します。
・上部ツールバーで「データソース」アイコン > Main > 編集をクリック
・データプロバイダを「OLE DBプロバイダー」にし、「接続文字列」で「Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider」を選択
・データベース名として「Budget.mdb」を選択し、「データソース」タブのテーブルで「Budget」を選択
2. レポートデザイナでレイアウトのデザイン
ツールバーの「挿入」タブで「データフィールド」等を選択し、各種セクションに以下のようなフィールドを配置します。
※カッコ内は各フィールドの説明、またはTextプロパティの設定内容
【レポート ヘッダーA/B】
・画像フィールド(ロゴ用)
・各種テキストフィールド (ラベル用)
・チャートフィールド1(円グラフ用)
・チャートフィールド2(棒グラフ用)
【ページヘッダー】
・各種テキストフィールド(データ値のタイトル用)
【詳細セクション】
・ワークパッケージ(=Workpackage)
・コストコード(=[Cost Code])
・予算(="$"&Mid(FormatCurrency(Budget),2))
・実際のコスト(="$"&Mid(FormatCurrency([Actual Cost]),2))
・達成率(=[% Complete]&"%")
・支出率(=[% Spent]&"%")
・コストバランス(=[Cost Variance])
・見積もり総コスト(="$"&Mid(FormatCurrency([Estimate At Complete]),2))
・消費者物価指数(=CPI)
【グループフッター】
・予算の合計(="$"&Mid(FormatCurrency(Sum(Budget)),2))
・実際のコストの合計(="$"&Mid(FormatCurrency(Sum([Actual Cost])),2))
・見積もり総コストの合計(="$"&Mid(FormatCurrency(Sum([Estimate At Complete])),2))
【ページフッター】
・タイムスタンプ(=FormatDateTime(Now(),2))
・テキストフィールド(レポート名用)
・テキストフィールド(="Page " & [Page] & " of " & [Pages])
3. チャートフィールドの設定
※本サンプルでは旧ChartFieldが使用されています。最新版のレポートデザイナではChartFieldはFlexChartFieldに置き換わっており、両者に互換性はありませんので、ご了承ください。
①チャートフィールド1(円グラフ)
全体のコストに対する実コストの割合を円グラフで表示します。
・チャートフィールドを右クリック > 「チャートデータソース」を選択
>「Create Simple Chart」でXにWorkpackageを、Yに[Actual Cost]を設定
・チャートフィールドを右クリック > 「チャートプロパティ」を選択
> グラフ種/タイトル/外観を設定
②チャートフィールド2(棒グラフ)
実際のコストと予算を表示します。
・チャートフィールドを右クリック > 「チャートデータソース」を選択
>「Create Simple Chart」 > 「Group0(2D)」をクリック
>Category Goupesでグループ化条件にWorkpackageを設定
>Series Valuesで「+」をクリック >「Actual Cost」と「Buget」を追加
>「Actual Cost」のValueに[Actual Cost]を、「Buget」のValueに[Budget]を設定
・チャートフィールドを右クリック >「チャートプロパティ」を選択
>グラフ種/タイトル/外観を設定
■レポートのプレビューとファイルへのエクスポート■
ツールバーの [プレビュー] をクリックして、レポートを表示します。
さらに、エクスポートグループの各種アイコンをクリックし、任意の形式 (HTML、PDF、Excel、RTF など) でエクスポートできます。
----------------------------(出典)----------------------------
本ナレッジは、以下のブログ記事(英語)をベースに作成しました。
より詳しい説明についてはそちらをご参照ください。
3 Simple Steps to Creating a Budget Report Using FlexReport Designer
※本サンプルではMS Accessデータベースをデータソースとして利用するため、32ビット用デザイナ(FlexReportDesigner32.4.5.2.exe)を使用してください。
※使用するレポート定義ファイルとデータベースを本ナレッジの最後に添付しますので、ご参照ください。
◎FlexReport_BudgetReport.zip
■作成手順■
1. データベースへの接続設定
レポートデザイナで新規レポート > レポートウィザードを選択し、「レポート新規作成ウィザード」で接続するデータソースを下記手順に沿って指定します。
・上部ツールバーで「データソース」アイコン > Main > 編集をクリック
・データプロバイダを「OLE DBプロバイダー」にし、「接続文字列」で「Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider」を選択
・データベース名として「Budget.mdb」を選択し、「データソース」タブのテーブルで「Budget」を選択
2. レポートデザイナでレイアウトのデザイン
ツールバーの「挿入」タブで「データフィールド」等を選択し、各種セクションに以下のようなフィールドを配置します。
※カッコ内は各フィールドの説明、またはTextプロパティの設定内容
【レポート ヘッダーA/B】
・画像フィールド(ロゴ用)
・各種テキストフィールド (ラベル用)
・チャートフィールド1(円グラフ用)
・チャートフィールド2(棒グラフ用)
【ページヘッダー】
・各種テキストフィールド(データ値のタイトル用)
【詳細セクション】
・ワークパッケージ(=Workpackage)
・コストコード(=[Cost Code])
・予算(="$"&Mid(FormatCurrency(Budget),2))
・実際のコスト(="$"&Mid(FormatCurrency([Actual Cost]),2))
・達成率(=[% Complete]&"%")
・支出率(=[% Spent]&"%")
・コストバランス(=[Cost Variance])
・見積もり総コスト(="$"&Mid(FormatCurrency([Estimate At Complete]),2))
・消費者物価指数(=CPI)
【グループフッター】
・予算の合計(="$"&Mid(FormatCurrency(Sum(Budget)),2))
・実際のコストの合計(="$"&Mid(FormatCurrency(Sum([Actual Cost])),2))
・見積もり総コストの合計(="$"&Mid(FormatCurrency(Sum([Estimate At Complete])),2))
【ページフッター】
・タイムスタンプ(=FormatDateTime(Now(),2))
・テキストフィールド(レポート名用)
・テキストフィールド(="Page " & [Page] & " of " & [Pages])
3. チャートフィールドの設定
※本サンプルでは旧ChartFieldが使用されています。最新版のレポートデザイナではChartFieldはFlexChartFieldに置き換わっており、両者に互換性はありませんので、ご了承ください。
①チャートフィールド1(円グラフ)
全体のコストに対する実コストの割合を円グラフで表示します。
・チャートフィールドを右クリック > 「チャートデータソース」を選択
>「Create Simple Chart」でXにWorkpackageを、Yに[Actual Cost]を設定
・チャートフィールドを右クリック > 「チャートプロパティ」を選択
> グラフ種/タイトル/外観を設定
②チャートフィールド2(棒グラフ)
実際のコストと予算を表示します。
・チャートフィールドを右クリック > 「チャートデータソース」を選択
>「Create Simple Chart」 > 「Group0(2D)」をクリック
>Category Goupesでグループ化条件にWorkpackageを設定
>Series Valuesで「+」をクリック >「Actual Cost」と「Buget」を追加
>「Actual Cost」のValueに[Actual Cost]を、「Buget」のValueに[Budget]を設定
・チャートフィールドを右クリック >「チャートプロパティ」を選択
>グラフ種/タイトル/外観を設定
■レポートのプレビューとファイルへのエクスポート■
ツールバーの [プレビュー] をクリックして、レポートを表示します。
さらに、エクスポートグループの各種アイコンをクリックし、任意の形式 (HTML、PDF、Excel、RTF など) でエクスポートできます。
----------------------------(出典)----------------------------
本ナレッジは、以下のブログ記事(英語)をベースに作成しました。
より詳しい説明についてはそちらをご参照ください。
3 Simple Steps to Creating a Budget Report Using FlexReport Designer